ジョンロブには、毎年10月25日に限定モデルが発売されます。
この限定モデルはイヤーモデルと呼ばれていますが、その詳細については以下の記事をご参照下さい。
そして、2021年10月25日に2022年のイヤーモデルが発表されましたので、以下で紹介させて頂きます。
1.2022年イヤーモデル / HENLEY(ヘンリー)
2022年のイヤーモデルは、ダービーシューズの「HENLEY(ヘンリー)」です。
今年のイヤーモデルも、昨年のイヤーモデルである「WILLIAM75」と同様に、一枚の革を用いて作製されたモデルとなっています。
一見すると、アッパーは上下で二枚の革を縫い合わせているように見えますが、ハンドソーン(手縫い)で縫い目の装飾を施しているだけで、実際に使用されている革は一枚です。
このハンドソーンはアッパー部分を一周しています。
ラストは、0118番。この0018番ラストは、パリのビスポークアトリエと共同で開発されたとのことです。
つま先にかけてややボリューム感のあるラストですが、このラストは、2020年のイヤーモデル「STRAND」や2019年のイヤーモデル「HOLT」でも採用されています。
2.バーニッシュドカーフ(Burnished Calf )
このHENLEYは全部で3色の展開ですが、そのうちの二つに、「バーニッシュド カーフ」と呼ばれるカーフが用いられています。
この「バーニッシュド カーフ」には、モッピングと呼ばれる摩擦熱で革を焦がしながら濃淡をつける技法が用いられており、つま先部分にかけて色が濃くなっています。
このバーニッシュド カーフについては、オックスブラッドとダークブラウンの2色の展開があります。
3.ラセットカラーのソール
ソールは、ビスポークの象徴であるラセットカラーとなっています。
ラセットカラーはやや茶色味かかった赤色で、とても高級感があります。
4.世界限定500足
このHENLEYの価格は396,000円で、全世界で限定500足となっています。
2021年のイヤーモデルの「WILLIAM75」が368,500円で全世界で限定750足。また、2020年のイヤーモデル「STRAND」が360,000円で全世界で限定750足であったことを踏まえると、イヤーモデルの価格も年々高騰しており、来年には400,000円を超えるかもしれません。
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