【レビュー/着用画像】ジョンロブ「フェルトン(FELTON)」

ジョンロブ(レビュー)

ジョンロブのローファーと言えば、ロペス(LOPEZ)というモデルが有名です。まさに定番のデザインと言えるコインローファースタイルのモデルです。

普通の方がローファーと聞いて思い浮かべるスタイルはロペスに近いかと思います。

ただ、ロペス以外にもジョンロブにはローファースタイルのモデルがいくつもあります。

その中で、コインローファーとは異なったユニークなスタイルとしてフェルトン(FELTON)というモデルがあります。

本記事ではそんなフェルトンを紹介します。

1.デザイン / ストラップローファー

フェルトンの特徴は、アッパーの甲の部分のデザインです。一般的なローファーはコインローファーとも呼ばれるように、甲の部分に比較的大きなサドルストラップがあり、そこに切れ込みが入ったデザイン(昔はその切れ込みにペニー硬貨を挟んでいた)になっています。

一方、フェルトンのその大きな特徴は、細いサドルストラップのみが甲の部分に施されている点です。

このシンプルなサドルストラップが、コインローファーに比べてスリムでシャープな印象を与えてくれます。

2.ラスト / 0215番(細身でエレガントなアーモンドトゥのラスト)

ラストは0215番。細身でエレガントなアーモンドトゥのラストです。このラストはかなり細身のラストとなっています。

一方、同じローファスタイルであるジョンロブのロペスは4395番ラストを使用しています。4395番ラストはワイドなラウンドトゥのため、つま先にかけてゆとりがあります。

フェルトンとロペスを履き比べると、かなりフェルトンの方が細いと感じるはずです。人によっては、足の左右がかなり締め付けられると感じる方もいるかと思います。

ローファーは紐で履き口の広さを調整できない分、サイジングは重要な点となります。最初からジャストサイズの靴を選ぶと後で緩くなってしまうことはあり得ます。

ただ、私はやはり、最初から履くのが辛いと思うほどのキツい靴は避けるべきだと思っています。たとえそれが次第に馴染んでくると分かっていても、履くのが辛い靴は次第に足を入れる機会が少なくなる可能性があります。

安い買い物ではありませんので、サイジングについては自分の独断で決めるのではなく、スタッフの方と良く相談して決めることをお勧めします。

3.レザー / ミュージアムカーフ(ダークブラウン)

ダークブラウンのミュージアムカーフです。

私のミュージアムカーフはあまり色ムラ感が強くありません。そのため、実際に履いていてもじっくり見ないとダークブラウンの単色に見えることもあります。

ミュージアムカーフの色ムラ感は、どうしても靴毎に個体差が出てしまいます。実物を見て、自分の気に入る色ムラ感か判断するしかありません。

ただ、ジョンロブの靴は各サイズ共に在庫が多くはありません。自分に合うサイズについて、好みの色ムラ感の個体があるかどうかは、まさに運次第です。

4.ソール / プレステージレザーソール

フェルトンは、ジョンロブのプレミアムステージに属するため、ソールは、通常ラインとは異なるプレステージレザーソールを使用しています。

ヴェヴェルドウェストや半カラス仕上げが特徴的です。

こちらの靴もつま先はゴムの補強を入れています。

5.履き心地 / 幅は細身だが、その分しっかりと足にフィットする

フェルトンのラスト0215番はかなり細身のラストです。

個人的には、シティ2などの7000番ラストより細く感じます。特に足の側面から締め付けられる感覚があります。

そのため、きちんとサイジングをして足が痛くならないかを確認する必要があります。

ただ、きちんと足に合ったサイズを履けば、足をしっかり締め付けてくれますので、ローファーにありがちな踵が浮くということもありません。

まさに足に吸い付くような履き心地で大変満足しています。

6.着用画像

以下では、実際にフェルトンを履いた画像を紹介しています。

靴は、靴自体を単品で見た際のイメージと、実際に履いた際のイメージが異なることもありますので、着用時のイメージの参考になれば幸いです。

画像は順次追加予定です。

(1)ブラックのジーンズ

細身の黒パンツに合わせた場合です。

(2)グレーのパンツ

細身のグレーのパンツに合わせた場合です。

(3)グレーのスラックス(ダブル)

グレーのダブルのスラックスに合わせた場合です。

7.まとめ / 細身でシャープな少しユニークなローファー

ジョンロブでローファーを買おうと思っている方は、おそらくコインローファーのロペスと比較することが多いかと思います。

価格については、フェルトンはロペスより約7万円ほど高いです。ただ、フェルトンはプレステージラインに属するため、純正シューツリーが付属します。一方、ロペスは通常ラインのモデルのため、純正シューツリーは付属しません。

純正シューツリーの価格は22,000円ですので、仮にロペスとシューツリー をセットで買う場合は、その価格差は約5万円ほどになります。

両者はデザインやラスト、また作りそのもの(上述の通り、ロペスは通常ラインですが、フェルトンはプレステージラインです)が異なりますので、じっくり選んで納得のいく一足を選んで頂ければと思います。

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