本記事では、ジョンロブのジョッパーブーツのアボット(ABBOT)を紹介させて頂きます。
ジョッパーブーツ(Jodhpur Boots)とは、一般的には、くるぶし部分の周囲にストラップがついており、そのストラップをバックルで留めて履くスタイルのブーツです。
ジョンロブからは、現在、8695B番ラストを採用した「アボット(ABBOT)」がラインアップされています。
以前は、7000B番ラストを採用した「ジョッパー2(JODHPUR II)」が販売されていましたが、ラスト以外のデザインは、ほぼ「アボット(ABBOT)」と同じです。
1.デザイン / ジョッパーブーツ
いわゆるジョッパーブーツのスタイルですが、ストラップとバックルの位置が特徴的です。
他のメーカーのジョッパー ブーツでは、バックルがくるぶし部分にあるデザインが多いです。
一方、ジョンロブのアボットは、ストラップが靴のくるぶし部分から下に流れるようなデザインになっており、バックルも靴の下部にあります。
このデザインが、ジョンロブのアボットの特徴かと思います。
2.ラスト / 8695番
ラストは、8695番を使用しており、トゥからヒールまで流れるような美しいラインのアーモンドトゥ”のラストです。
このラストは、以下の記事で紹介させて頂いたサイドゴアブーツのLAWRY(ローリー)と同じラストです。
この8695番ラストは、ジョンロブのブーツモデルで比較的多く使われています。
3.レザー / ブラックのミュージアムカーフ
ブラックのミュージアムカーフです。
ブラックのミュージアムカーフは、ブラウン色などに比べると色のムラ感が分かりにくいですが、所々やや白いムラがあります。
明るい光の下では光沢のあるムラ感が良く分かります。
なお、このブラックのミュージアムカーフは、バイリクエストでオーダーしたもので、通常のラインアップとしては、ムラ感のない単色のブラックカーフになります。
4.バックル / ブラックのアンスラサイト
バックルは、ブラック色のアンスラサイトです。こちらもバイリクエストでオーダーしたもので、通常はシルバー色のバックルとなっています。
ブラックのカーフと同色ですので、バックルはあまり目立ちません。
逆にバックルを目立たせアクセントとしたい方は、シルバー、ローズゴールド、イエローゴールなどのバックルがお薦めです。
5.ソール / ラバーソール(ラスプソール)
ソールはラバーソールです。
こちらもバイリクエストによるオーダー仕様で、通常はレザーソールになっています。
なお、ジョンロブにはいくつかのラバーソールの種類がありますが、このラバーソールはラスプソールと呼ばれるもので、比較的薄い作りとなっており、横から見た場合でもレザーソールとほとんど変わりはありません。
例えば、現在のジョンロブのラインアップで比較的多いライトウェイトウォーキングソールは、ラバーソールの中でも凹凸の厚みがあるため、横から見た場合は、通常のラバーソールよりゴツゴツした印象があります。
ラバーソールはその種類の違いによりイメージがかなり異なりますので、単にラバーソールと言ってもどのような種類のラバーソールなのか確認する必要があります。
6.着用画像
靴は、靴自体を単品で見た際のイメージと、実際に履いた際のイメージが異なることもあります。
実際に着用した際の画像を以下にまとめていますのでよろしければご参照下さい。
7.特徴的なストラップとバックルが印象的な一足
このアボットは、その特徴的なストラップとバックルの位置により、一般的なジョッパーブーツであればズボンの裾の中に隠れてしまうバックルも、裾の下から覗かせることができます。
このように裾の下から覗くバックルがアクセントとなり、他のジョッパーブーツとは一線を画すスタイルと印象を与えてくれます。
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