本記事では、エルメスのローファーから、モカシン モントレーを紹介させて頂きます。
エルメスには多くのローファーのモデルがあります。
例えば、「モカシン」と呼ばれるアッパー部分にU字状の縫合があるスタイルだけでも、様々なモデルがあります。
その中から、本記事ではモントレーと呼ばれるモデルを紹介します。モントレーには多くのカラー・素材のバリエーションがありますが、ネイビーカラーのシボ革のモデルを紹介させて頂きます。
１．デザイン / モカシン
モカシンと呼ばれる、アッパー部分にU字状の縫合があるスタイルです。
甲のストラップ部分には、エルメスのブランドシンボルである「H」を用いたシルバーのバックルがあり、アクセントとなっています。
バックル自体はそれほど大きいものではなく、また、注意して見ないと「H」マークであることも分かりません。
そのため、エルメスのローファーの中では、シンプルで控えめなスタイルかと思います。
２．ラスト
エルメスにはラストの記載はありませんが、以下の記事で紹介させて頂いたエルメスのローファー「エスパドリーユ」よりは小さい作りになっているかと思われます。
私は、このモントレーについては40.5サイズ（エルメスの靴のサイズ表記はフランスサイズとなっており、あまり馴染みがないですが、40.5サイズは日本サイズで25.5cmに該当します）を履いています。
一方で、別の記事で紹介させて頂いたエスパドリーユは41サイズを履いています。
両方の靴を履いた感じでは、サイズ表記としては小さいサイズであるモントレーの方がゆとりがある感じがします。
そのため、このモントレーは、エスパドリーユに比べてやや大きめなラストになっているかと思います。
ちなみに、二つの靴を並べると以下のようになります。
左が41サイズのエスパドリーユで、右が40.5サイズのモントレーです。
パッと見では大きさにほとんど違いがないのが分かるかと思います。
３．レザー / カーフスキン（ネイビー）
アッパーの素材は、ネイビーのカーフスキンです。
それほど明るくないネイビーで、いわゆるダークネイビーに近い色みかと思います。
エルメスのホームページの写真ではやや明るめのネイビーに写っていますが、実物はそれより暗いネイビーかと思います。
レザーは、型押しのシボ加工となっていますので、傷やシワも目立ちにくい仕様です。
また、下で説明させて頂く通り、ソールはラバーが貼られていますので、あまり汚れや地面の状態を気にせずに、日常的に履くことができるモデルかと思います。
４．ソール / ラバーソール
ソールは、レザーとラバーとなっています。
土踏まず部分は、レザー素材ですが、地面との接着面であるつま先やヒール部分はラバー素材になっています。
そのため、グリップ力も高く、滑りにくいです。また、少しくらい地面が濡れていても気にせずに履くこともできます。
このようなラバーソールの特徴から、個人的には日常使いに適している靴かと思います。
５．履き心地 / やや硬め
ライニング（靴の裏地）もしっかりとしていて、エスパドリーユなどの柔らかい作りの靴に比べるとやや硬い履き心地と感じるかもしれません。
ただ、それでもジョンロブなどのレザーやライニングがしっかりとしたローファーに比べると、履き心地は柔らかい方かと思います。
６．素材やカラーバリエーションも豊富
このモカシン「モントレー」はカラーや素材違いのバリエーションも豊富です。
例えば、レザーもバックルもブラック色に統一したのものは、よりフォーマルな印象を与えてくれます。
さらに、ストラップ部分がアリゲーターレザーになっている豪華なモデルもあります。
７．フォーマルにもカジュアルにも使える万能な一足
このモカシン「モントレー」は、エルメスのローファーの中でも比較的シンプルでスタンダードなデザインとなっていますので、フォーマルな場面にもカジュアルな場面にも合わせやすい一足かと思います。
また、傷の目立ちにくいシボ加工のアッパーレザーとラバーソールの組み合わせであることから、靴に傷がつくことや路面の状況をあまり気にせずに履くことができます。
そのため、エスメスのローファーを検討している方には、活躍の場が多いモデルとしてお薦めできます。
８．着用画像
以下では、実際にモントレーを履いた画像を紹介させて頂きます。
靴は、靴自体を単品で見た際のイメージと、実際に履いた際のイメージが異なることもありますので、着用時のイメージの参考になれば幸いです。
画像は順次追加予定です。
（１）ブラックのジーンズ
細身のブラックのジーンズに合わせた場合です。
（２）グレーのパンツ
細身のグレーのパンツに合わせた場合です。
（３）ホワイトのジーンズ
ホワイトのジーンズに合わせた場合です。少しロールアップしています。
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